今日の稽古から、早くも制定形の
一本目「前」を始めました。
　
正座から横一文字に抜き付けて、
さらに真っ向から切り下ろす技です。
　
正座から膝立ち、さらに中腰の姿勢、
足の差替えなど、下半身の安定感が
必要ですが、足捌きが少林寺拳法
とも杖道とも異なるので、覚えるまでは
大変そうです。
　
その前に礼法を教わりましたが、
礼法も非常に細かく定められており、
とても一回で覚えきれる内容では
ありませんでした。
　
でも、とても懇切丁寧に教えて
いただけるので、ありがたいです。
　

日曜の武専終了後、急いで戻ってきて
居合の稽古に行ってきました。
　
先週入会して、その日も少し素振りを
しましたが、これが実質の初稽古です。
　
まずは、正座の仕方。
　
杖道でも試合の前に座礼をするように
なりましたので通じるものがありそうですが、
実際にはちょっと違っているところもありました。
　
常に相手を見ながら前屈みにならないように
動作するというところは杖道と一緒です。
踵を浮かせながら、ゆっくり腰を落としていって、
右手で左・右と袴の裾を捌いて左膝から着きます。
　
両膝を着いたらつま先を伸ばして、
そこからゆっくりと正座します。
正座したときは、膝の間を拳１個分空けて、
足の親指が重ならないように座ります。
杖道ではここまで細かく決められてはいないようです。
　
　
次に抜刀ですが、杖道の太刀の稽古では、
鞘ごと左手を伸ばして、
左手（鞘）を引きながら抜きますが、
昨日は刃を上に向けたまま右手一杯まで伸ばして、
最後に刃を横に寝せて、同時に左手で鞘を引いて、
その勢いで横一文字に切るという
抜き方を教わりました。
　
　
あとは、前回に続き、素振りをやりました。
柔らかく握って、上段に大きく振りかぶり、
相手の頭に届くところで指を締めて、
水平まで切り下ろす。
　
これを歩み足で進みながら繰り返しました。
鏡で見ても、相変わらず明らかに太刀筋がぶれており、
全然、振れている気がしません。
どれくらい稽古したら、とりあえず真っ直ぐ
振れるようになるんだろ。
　
稽古が終わったら右肩が痛くなっていました。
いかに右手で切っているか、要らないところに
力が入っているのかという証拠です。
　
後は居合腰というのを教わりましたが、
こちらは一回の稽古では、よくわかりませんでした・・・。
　
居合は単独で形を行う武道なので、
仮想的を如何に切るか。
姿勢を正して、
余計な力を抜いて、
緩急を付けて、
何気ない風に行う（抜く）ことが
大事と言われました。
　
土日の最後の稽古で体力的にはキツイですが、
太刀の稽古は必要ですし、けっこう面白そうです。
　

一緒に居合道を始めた友人二人が、
稽古着と木剣を買いに行きたいけど
武道具屋がどこにあるかわからないし、
何を買ったらいいのかもわからない
というので近所の武道具屋に案内
してあげました。
　
そうは言っても自分も居合の道具なんて
わからないので頼りにすんなよー。
　
店内のメインは剣道具で、剣道具は
たくさん置いてありますが、どうやら
探してもみても居合の道具は
置いてなさそうです。
　
そこで店員さんに聞くと、
居合道具はカタログで選んで
お取り寄せということでした。
　
本当は実際に見て決めた方がいいのになあ
と思いながらも胴着、鞘付き木剣は注文してました。
　
袴だけは黒色のテトロン袴がありましたので、
それを道場で言われたとおり、１サイズ小さいものを
購入してました。
　
今時は、ネームもその場でミシンにちょちょっと入力したら、
あっという間に綺麗に入っていて少し驚きました。
　
自分は木剣の鞘（２，５００円）だけを注文しました。
　
膝のサポーターは専用のものは高いので、スポーツ用品店で
安価なものを探すことにして、結局、ミズノのバレー用
（片足１，１００円）を購入しました。
　
いずれは居合練習刀も欲しいですが、まあ少し続けてみて、
様子をみてからということで。
　

三つ目の習い事として居合道を始めることにしました。
　
そもそも少林寺拳法が上手くなりたくて、体捌き、足捌き
のヒントが得られないものかと甲野善紀先生の研究会に
通い始めたところで、甲野先生の巧みな杖捌きに惹かれて、
杖道を始めた（実際には杖道の杖と甲野先生の使う杖は
全く違うものでしたが・・・）訳ですが、始めたら杖道そのものが
魅力的ですっかりはまってしまいました。
　
そして杖道を始めたら始めたで、今度は杖を使うためには、
前提として太刀が使えるようにならなければと思うようになり、
悩んだ挙げ句、遂に居合道の門を叩いてしまいました。
　
日曜の夜の稽古ということで、土日の最後の稽古となり、
疲れがピークに達している中での稽古ですので、無理せず、
焦らず、じっくりと稽古をして行ければいいかなと思っています。
　
とりあえず、杖道の胴着と木刀でいいということで、すぐには
新たな道具を揃えなくてもいいようですし、月謝もなく（！）格安で
稽古ができるということで、お小遣いにも優しいところも気に入りました。
　
自分でも自分が何をどこまでやりたいのか、
よくわからなくなってきましたが、
これで、ほぼ土日は稽古で目一杯になり、
もうこれ以上は物理的にできない状態になりましたので、
この三つをうまく回して稽古して行きたいと思います。
　
ただし、各種行事の優先度は、①少林寺拳法、②杖道で
変わりませんので、最後の居合道は、段位とか大会とかは
さておいて、少しでも稽古を積んで、手の内が決まって
太刀で正確に切ること（正しい太刀遣い）ができるように
なることを目標に稽古したいと思います。