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酔っ払いオヤジの稽古記 <少林寺拳法と杖道と居合道>
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稽古考
 最近、少林寺の拳士から、少林寺拳法と杖道(神道夢想流)との違いに
ついて聞かれたことがありました。
 
 同じように武道といっても、実は全然違っていて時々混乱しそうになります。
 
 私のようなものが、偉そうに講釈を垂れる立場ではないのですが、また、
成り立ちを含めて違いが多過ぎて比較することに何か意味があるとも思え
ませんが、単純にその違いが面白いなあということもあり、感じたことを書
いてみます。
 
 まずは指導者(先生)について、少林寺拳法は各道院に道院長(先生)が
いますが、杖道の師範(先生)は会に一人です(ちなみに杖心会には道場
が13カ所あります)。杖道では先生の下に師範代がおりますが、師範代
を先生とは呼びません。
 
 次に指導について、少林寺拳法では、先輩が後輩(段位が上の者が下
の者に)に普通に技の指導をしていますが、杖道は指導ができるのは師
範と師範代だけです。それ以外の門下生は六段といった高段位であって
も一門下生であり、指導をしてはならないことになっています。
 もちろん、実際の形稽古の中では、多少の注意などはしていただくので
すが・・・。
 初めの頃、年長の高段者の方に、つい先生と言ってしまい、私は先生じ
ゃないと叱られたことがありました。
 
 この指導法の違いは、会員数の違い(少林寺拳法150万人(実働は10
分の1?)に対し、杖道2万人)によるところも大だとは思いますが・・・。
 
 次に技の普遍性について、少林寺拳法は昨年創始60周年でしたが、
武専などでも先生によって技の掛け方が異なっており、同じ技でも何通
りかの掛け方があったりします。
 「守破離」の離の段階までいけば、それでもいいとも思いますが、実際
は自分の師の掛け方が唯一と思ったりして戸惑うこともあります。
 神道夢想流は約400年前に創始されて、現在まで、恐らく失伝した技
もなく綿々と伝承されており、それだけでもびっくりです。やはり限られた
指導者による指導体制を守ってきたことが、続いてきた理由の一つなの
でしょうか。また、杖道は古流(神道夢想流)から現代風に作られている
ようですが、動きは古流のものを踏襲しています。
 
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