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酔っ払いオヤジの稽古記 <少林寺拳法と杖道と居合道>
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陸前高田ボランティア通信⑤

活動3日目(5月2日)も
昨日のおばあちゃんの家に行ってきました。
 
今日は昨日の5人に加え、
さらに5人新たに参加されてきたので、
何とも心強いです。
 
人数が増えたので室内の清掃に加え、
大量にあった食器類の水洗いまで
することができました。
 
それにしても酷い有様で、
家の中なのに外と同じくらい泥だらけですので、
外作業みたいに大雑把にならないように
自分の家だと思って丁寧に掃除することを
心がけていました。
 
 
 
テレビも新聞もない生活でしたので、
曜日感覚がなくなっていましたが、
2日は平日だったので、がれき撤去の
業者さんが入っていました。
 
庭に積み上げられた家の中の物が
どんどん撤去されていくのを眺めている
おばあちゃんの寂しそうな横顔が
見るのも辛くて声が掛けられませんでした。
 
全てが貴重な家財であり、大切な思い出
の品々だったのでしょう…。
 
 
二日続けて作業したことで、
何とかおばあちゃんの要望に応えることが
できたみたいで、
とても感謝していただけて、
すごく嬉しかったですね。
 
 
⑥につづく
 

 

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陸前高田ボランティア通信④

活動2日目(5月1日)は、
独り暮らしのおばあちゃんの家
の清掃に行ってきました。
 
海側の隣家は半壊、
おばあちゃん家は1階が50cmくらい浸水、
山側の隣の家は無傷のようでした。
 
この地域は復興が遅れているのか、
ライフラインは未だ全滅、
海側の道は寸断されていて、
迂回に迂回を重ねてやっと辿り着きました。
 
 
おばあちゃんの依頼内容は、
もう一度寝泊まりできるようにして欲しい
というものでした。
 
VCからの依頼書では4人で
ということでしたが、3部屋+台所があり、
ひと目で一日では無理って感じでした。
 
初日は後から1人増えて5人で、
一部屋ずつ家具を一旦外に出して、
室内を清掃して家具も外で清掃して
元に戻すという手順で行いました。
 
どれもこれも泥だらけなので、
おばあちゃんに残すか捨てるかを
聞きながらなので時間がかかります。
 
おばあちゃんは足がお悪いので
座っていて下さいというのですが、
気が付くとご自身も掃除を始められていて、
なかなかじっとしてはいられないようです。
 
昨日は社長自身も作業したらいいのにと思い、
今日はおばあちゃんには休んでいて欲しいと
思う。やっぱり姿勢の問題でしょうか。
 
 
掃除には大量の水が必要ですが、
水が出ないので、100mくらい離れたところまで
湧水を汲みに行かなければなりません。
 
津波から2カ月弱経過し、泥は固く凝固していて、
掃いても掃いても、拭いても拭いても、
なかなかキレイにはなりません。
 
 
一日がんばりましたが、一部屋と半分くらいしか
進みませんでした…(泣)
 
すごく中途半端だったので、
後ろ髪を引かれながら帰ることになりました。
 
 
でも、VCに戻って報告をしたら、翌日も
同じメンバーで行ってもらえるかということでしたので、
二つ返事で翌日も行かせてもらえることになりました。
 
 
⑤につづく
 



 

陸前高田ボランティア通信③
今回の震災は、
テレビの映像でも窺われるとおり、
津波の被害にあったかどうかで、
はっきりと明暗が分かれてしまっています。
 
被災者の方々の状況も、
復興に手を尽くそうという気概のある人もいれば、
途方に暮れている人もいらっしゃると思われます。
 
 
そうした中でボランティアをしてきた訳ですが、
活動初日(30日)は、ある会社からの依頼で、
泥だらけになった金属部品や資材の洗浄(水洗い)
に7人でし行ってきました。
 
こちらのお宅は、
低地にあった会社は被害を受けたものの、
少し高台にある自宅は無傷で、
ライフラインも普通に生きていました。
 
自宅の前でトレーに何箱もある、
これら金物類を一個ずつ洗いながら、
同じ種類に分別していきます。
 
金属部品で一個ずつがそれなりの重さなため、
結構な重労働でした。
 
何とか時間一杯(15時)まで作業して、
一通り洗い終わりました。
 
 
 
でも、その間、依頼主(社長?)は、
何をするでもなく、ずっと居間でTVを見て
おられた?ようです…。
 
 
震災の被害はとにかく甚大であり、
わざわざ現地まで批判や同情をしに
行った訳ではないので、
あえて、これ以上のコメントはしませんが…。
 
 
④につづく
 
陸前高田ボランティア通信②

今回、車で参加するのに当たり、
地元の市役所より
「災害派遣等従事車両証明書」
を発行してもらったので、
高速料金はかかりませんでした。
 
東北道無料化が実現すれば、
これも必要なくなりますが…、
それまでは各自治体に相談して
みるのもいいかも知れません。
 
 
 
ボランティアは今回が初経験です。
 
VCは電話や前日では活動を紹介
してくれません。
 
毎朝VCで9時からマッチングを
行い、その日の活動を決めます。
 
仕事は主に津波の泥のかき出し、
清掃、荷物の運び出しなどが多い
ようです。
 
活動に必要なマスクや手袋、ヤッケ
なども持ってなければいただけます。
 
その日の活動に合わせて、ショベルや
一輪車、ほうき、ちりとりなども貸出し
しています。
 
現場に行ったら依頼者の要望を確認し、
1時間に1回休憩を取りながら、
15時まで活動して、
終了後VCに戻って活動報告をして
一日が終わります。
 
もちろん自己完結なので、食料や宿泊場所
は自分で用意するのが鉄則ですよ。
 
何人かはVCの駐車場(河原)で車中泊や
テントを張っていた人もいたみたいです。
 
VCでボランティアに開放しているキャンプ場
も紹介してくれるようです。
 
 
活動は、けっこう汗をかくので、VCから
25km車で40分くらいのところにある
温泉に毎日行ってました。
 
【五葉温泉】
 大船渡市日頃市町字赤坂西風山1-5
 TEL0192-22-5400
 午後8時まで(5時~入浴料500円)
 
 
 ③につづく

陸前高田ボランティア通信①

4月29日~5月3日までの5日間、
岩手県陸前高田市にボランティア
に行ってきました。
 
連休初日の出発でしたので、
東北道の渋滞を回避したくて
朝5時過ぎに家をでました。
 
それでも新潟方面からの郡山JCT
と山形方面からの村田JCTで渋滞していて、
陸前高田に着いたのは15時前でした。
 
途中、昼食休憩も取りましたが、
片道約9時間の道のりです。
 
 
この日はボランティアセンター(VC)
に登録だけして、実際の活動は30日からです。

登録すると年度末までのボランティア活動保険
に無料で加入してくれます。
 
 
陸前高田市は市役所の職員も大勢
亡くなっているために、陸前高田市災害VCも
4月23日に立ち上がったばかりと聞きました。
 
 
まだまだ日の浅いVCなので、発展途上のようでした。

【陸前高田市災害ボランティアセンター】
 住所:陸前高田市横田町字狩集96-3
 
 
この連休は8000人のボランティアが被災地に
入られると新聞で見ましたが、陸前高田は少なめ
だったかも知れません。
 
②に続く

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プロフィール

HN:
ノン
性別:
男性
自己紹介:
趣味:
 少林寺拳法   正拳士五段
 杖道(神道夢想流)  三段
 居合道(夢想神伝流) 初段
 ダイエット
 磯釣り
好物:
 酒(特に日本酒)+魚料理
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