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酔っ払いオヤジの稽古記 <少林寺拳法と杖道と居合道>
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武士の一分
 先日、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」に続く、藤沢周平
作品3部作の最終作「武士の一分」をDVDで観ました。

200706021033000.jpg









 スマップの木村拓哉さんが主演ということでも話題になった作品です。

200706021030000.jpg








 原作は盲目剣谺返し(隠し剣秋風抄)という作品で、視力を失った剣士が
妻を弄んだ上司と果たし合いをするというものですが、やはり目が見えなく
なった後の剣の描写が難しかったのかなあというのが感想でした。
 
 原作の庭で木剣を使って飛んでいる虫を打ち落として足下に無数の死骸
がある場面や最後の斬り合いの場面での、見えないが故の心理描写が映
像になり難くかったのかなと思いました。
 エンディングも原作の方が、音だけが頼りの世界の住人となった主人公
の未来を暗示するような気がしました。
 
 そうは言っても、3作で終わりではなく是非次回作も考えて欲しいなあ。
 
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